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不安げに肘を立てる深山は、両膝を立ててくれと言う浮橋の言う通りに膝を曲げる。
「ン、ぅ……ぁ」
うつ伏せになった状態で深山の両腿に腕を回し、屹立に舌を這わせる。根元から一番弱い裏筋まで舐め上げられて、僅かに仰け反った。
ゲイでないくせに、浮橋は最初から深山のものに興味津々だった。むしろ深山の方が、絶対に勃たないからと行為を拒み続けていた。それなのに、一緒に飲みに行った帰り。深山は浮橋の住んでいるアパートに連れ込まれ、半ば強引に体を開かれた。
付き合ってもらえることになって四カ月。とにかく驚いた。いきなり舐めてくるし、強引に入れようとしてくるし、本気になって逃げた。
不満そうな浮橋に、女の子ではないのだからそう簡単には入らないと説明した。説明したあと、どうしても入れたがった浮橋に折れて必死に準備をした。
物珍しかったのだろう。抱く相手として。男の体が。だから、一度抱かせれば興味をなくすと思った。深山も初めてだったからあまり上手くは解せず、突っ込まれて出された時は激痛で顔は真っ青だった。
それでも、面倒臭いと思っているはずの彼にこれ以上愛想をつかされたくなくて、平気なフリをした。その日は朝早いからと逃げ帰ったが、帰り着くなり倒れ翌日には発熱した。
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