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後編
◆ ◆ ◆
「ま、待って……、ホントに、ちょ、待……っ」
鼻歌交じりに服を剥ぎ取られ、下着も奪われた。
煌々と輝く照明。せめて少しは暗くして欲しくて、何度も何度も浮橋に頼んだ。だが浮橋は笑顔で拒み、全裸になっても照明は明るいままだ。
恥ずかしくてたまらない。こんなやせ細った体を見られたくない。
「浮橋、お願いだから」
「なんで? いいだろ。さっきも見たんだし」
「でも、改めて明るいとこで見ると、勃つものも勃たない……よ」
「あ″?」
同じものが付いているのだし、柔らかな膨らみはどこにもない。そう訴えれば、自らも全裸になった浮橋が問答無用で深山の両膝を割った。
大きく左右に開かれた白い脚。慌てて前を隠すが、浮橋は体を屈めて深山の手指ごと屹立を舐め始めた。
くすぐったくて、つい手を引いてしまう。すると、すかさず浮橋は深山の屹立を根本まで咥え込んできた。わざとらしく、水音を立て愛撫し始める。
「っ、ぁ……、ンっ……ぁ、ァ……っ」
時間が経っているとはいえ、先ほどここで散々舐められた箇所だ。すぐに感覚を思い出して、柔らかなシーツの上で身悶える。
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