第5話(4)

6/19
7923人が本棚に入れています
本棚に追加
/2987ページ
 三田村が上体を起こし、和彦は両膝を掴まれて足を大きく左右に開かれる。何人もの男たちに見られているが、繋がっている最中の秘部を観察される羞恥にだけは慣れない。だからこそ、羞恥するたびに感度が高まる。  三田村はこんなときにも無表情で――だが、猛った欲望を、和彦の内奥に何度も打ち込んでくる。奥深くまでしっかりと突き上げ、ときには蕩けた内奥を大胆に掻き回しながら、念入りに和彦を愛してくれる。 「気持ちいいんだろ、先生。……あんたの体の反応は、一度間近でしっかりと観察して、自分なりにあれこれと試してみたことがあるからな」  一瞬、三田村がなんのことを言っているのかわからなかったが、引き抜かれたものを一気に突き込まれた衝撃で思い出した。 「先生を拉致してきて、組長の命令で先生の尻をおもちゃで嬲りながら、気づいた。ここを突くと――」  微妙な角度をつけて、三田村が内奥の襞と粘膜を擦り上げてくる。和彦は声にならない悲鳴を上げて仰け反っていた。 「きつくおもちゃを締め付けながら、先生の内股が震えていた。……やっぱり、ここが感じるんだな。中が、ビクビクと痙攣してる。ずっと、どんなふうに反応するのか、確かめたかったんだ」  もう一度同じ攻めを与えられ、目から涙が溢れる。その涙を唇で吸い取られてから、内奥には三田村の熱い精を注ぎ込まれていた。     
/2987ページ

最初のコメントを投稿しよう!