『フェイク・フード』

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『フェイク・フード』

A「ねえ、思ったよりおいしくないからこれ食べない?」 B「……俺は残飯処理係じゃないんだぞ?」 A「いーから、いーから!」 B「今回だけだからな」 A「ひゃっふぅぅぅっ!」 B「まったく、自分で買ったものぐらい自分でだな……って、硬っ!?」 A「てってれーっ! ドッキリ大成功――っ!」 B「はぁ!?」 A「フッ、それは私が一週間かけてつくりだした、奇跡の技。その名も、秘奥義『フェイク・フード』!(どやぁ)」 B「お、おう」 B「って、カッコつけてるけど、ただの『食品サンプル』だろ! ヒマか!?」 A「いやぁ、忙しかったぁ。まさか、秘奥義『フェイク・フード』の修得が、これほどまでに過酷なものだったとは……。これのどこがヒマ人に見える!?」 B「どこからどう見てもだよ!」
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