764人が本棚に入れています
本棚に追加
/680ページ
「……え、あ、まぁ」
「私、お姫様なんて
いけ好かなくて意地悪で
人間すべてを見下してる感じだと思ってたけど、そーいうわけでもないんだね」
ミーアさんは
不思議そうに私をじっと覗き込んだ。
「それが、我らがブリトニス王国の姫
ハンナ姫だ」
リアムがさも当然のように頷いた。
え、今、褒められた?
私の顔がにやけるより早く、
リアムは立ち上がり、
彼女を見下ろしながら、言った。
「そんな姫が、
今、王国の危機を回避するべく、
自ら動いておられるのだ。
おまえも、最大限協力すべきではないのか?」
最初のコメントを投稿しよう!