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その後、一階のカフェで向かい合い、朝食を食べる。
リアムは、一言も発さずに、もくもくとフォークとナイフを動かしている。
「ねぇ、リアム」
私は彼の顔を伺い見ながら口火を切る。
「勇者クロードの説得、ちょっと、一旦保留にしない?」
するとリアムは手を止め顔を上げ、じっと私を見つめた。
「私も、そう提案しようと思っていました」
そう、ボソッとつぶやく。
意見が合うなんて、珍しい。
その後私達は、ミーアさんに会うべくショーパブへと向かった。
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