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〇〇小学校 △△△ー◇◇◇◇
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またクラス中がざわめき始めた。
「当たるのかなぁ?」
「無理じゃないの?相当な倍率でしょ?」
「いや、奇跡は起きる!かもしれない。」
「当たったら、何を願う?」
「そりゃ、億万長者になれます様に!」
先生が、少々苦労して静めると、1校時目の国語が始まった。
それから、2、3、4校時と、クラス移動が無かったため、虹輝はぐっすりとねむる事ができた。
ただし、給食後の一番ねむたい、5、6校時が、音楽、理科と移動が続いた上に、
理科担当の先生が休みだったので、学校一怖いと噂が立ち、児童達がこっそり、鬼先生とあだ名を付けているほどの先生に当たってしまったおかげで、眠る事が出来ないまま、家へと帰った。
いつもと変わらない、冴えない日々が過ぎ、5月10日になった。
その間にクラスメイト達は、地に足がつかぬ様になっていたが、虹輝は相変わらず、どんよりとした日々を過していた。
一校時に、選挙の投票箱の様なステンレスの箱から1人1枚紙を引いていった。
虹輝は519235 と書いてあった。それを端から、先生が記録していく。
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