第1話 博麗霊夢の過去

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私は博麗霊夢。次期博麗の巫女だ。現役博麗の巫女と暮らしているが彼女は私のお母さんでは無い。私は記憶の無いくらい昔に外の世界で捨てられたらしい。今日もお母さんと一緒にのんびり日向ぼっこをしている。幻想郷を守る博麗の巫女がこんなんでいいのだろうか... 「さあ霊夢?今日は久しぶりに境内の掃除だそ?」 「はーい...」 私は明らかに面倒くさそうな表情で起き上がる。それをやれやれ、と言うような表情で見つめるお母さん。と、そこに風を切る様な音が聞こえてきた。音のする方を見て、私はため息をつく。」 「よう、霊夢?」 私はイラッとした声で叫んだ。 「何で毎日来るのよ?私だって毎日暇をもて余しているわけじゃ無いのよ?」 それを聞いて魔理沙はニヤけながら 「今日は新しい魔法を見せに来たんだぜ?」 「またぁ?」 それをお母さんは 「あら楽しそうじゃない。でも神社に向けて打つのは辞めてね?」 と、言っているのを無視して、魔理沙は神社に思いっきり謎の言葉を叫びながら弾幕を打った。 「禁忌『破壊ショック?』」 「うわぁ?」 と、叫び声を上げた私の前に素早くお母さんが飛び出た。 「くっ...!!!」 「魔理沙?早く止めて頂戴?」 と叫ぶが、魔理沙の様子がおかしい。 「ハハハハハ?消えろ?消え失せろ?死ねぇ?」 それを泣きながら私が止めようとする。 「魔理沙ぁ?辞めてよぉ?」 それでも魔理沙は辞めようとしない。私は急いで境内の中に入って、陰陽玉を持ってきて、こう叫んだ。 「霊苻『夢想封印』っ?」 するとようやく魔理沙の魔法が止まった。が、魔理沙はまだ攻撃してこようとする。と、そこに八雲紫がやって来て、魔理沙をスキマの中に引きずり込んだ。あまりに一瞬のことだったので、助けを求める暇もなかった。
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