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私は博麗霊夢。次期博麗の巫女だ。現役博麗の巫女と暮らしているが彼女は私のお母さんでは無い。私は記憶の無いくらい昔に外の世界で捨てられたらしい。今日もお母さんと一緒にのんびり日向ぼっこをしている。幻想郷を守る博麗の巫女がこんなんでいいのだろうか...
「さあ霊夢?今日は久しぶりに境内の掃除だそ?」
「はーい...」
私は明らかに面倒くさそうな表情で起き上がる。それをやれやれ、と言うような表情で見つめるお母さん。と、そこに風を切る様な音が聞こえてきた。音のする方を見て、私はため息をつく。」
「よう、霊夢?」
私はイラッとした声で叫んだ。
「何で毎日来るのよ?私だって毎日暇をもて余しているわけじゃ無いのよ?」
それを聞いて魔理沙はニヤけながら
「今日は新しい魔法を見せに来たんだぜ?」
「またぁ?」
それをお母さんは
「あら楽しそうじゃない。でも神社に向けて打つのは辞めてね?」
と、言っているのを無視して、魔理沙は神社に思いっきり謎の言葉を叫びながら弾幕を打った。
「禁忌『破壊ショック?』」
「うわぁ?」
と、叫び声を上げた私の前に素早くお母さんが飛び出た。
「くっ...!!!」
「魔理沙?早く止めて頂戴?」
と叫ぶが、魔理沙の様子がおかしい。
「ハハハハハ?消えろ?消え失せろ?死ねぇ?」
それを泣きながら私が止めようとする。
「魔理沙ぁ?辞めてよぉ?」
それでも魔理沙は辞めようとしない。私は急いで境内の中に入って、陰陽玉を持ってきて、こう叫んだ。
「霊苻『夢想封印』っ?」
するとようやく魔理沙の魔法が止まった。が、魔理沙はまだ攻撃してこようとする。と、そこに八雲紫がやって来て、魔理沙をスキマの中に引きずり込んだ。あまりに一瞬のことだったので、助けを求める暇もなかった。
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