第十三話 死闘の果て

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 ――――――――――  葬儀には多くの人が参列した。  皆が光汰の死を悼んだ。  皆が泣いた。  彼の遺体に縋りついてすすり泣く藍の姿は痛ましいものだった。  影仁には、やるべきことがあった。 「――まさか、あの少年が死鬼との交戦で命を落としたとはな……」  葬儀場の外では携帯を耳に当て、通話する清悟の姿があった。 「ああ、彼ら半鬼狼の正体よりも、死鬼の正体を探る方が先決なのかもしれない――」  重苦しい面持ちで会話する清悟。最後に事務連絡だけ済ませると通話を切った。  そして、後ろを振り向く。 「私になにか用かな?」  清悟は努めて柔らかい雰囲気で問いかけた。そこにいた青年へ。 「飛鳥第七班のリーダー『成田清悟』だな?」  清悟の雰囲気が変わる。警戒心を露にし、戦闘の構えをとった。 「君は何者だ?」   「――俺は、半鬼狼だ」  今ここに、黒野影仁と成田清悟が邂逅を果たす。
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