序章
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どうしてこの青年がここにいるのか、いつ頃からいるのか、何者なのか、何もわからない。わかっているのは、このまま放置すれば死んでしまう可能性がある、ということだ。 震える拳を握りしめて、静かに息を吐きだした。 そして。 小毬は決意した。
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