第二章

5/32
前へ
/99ページ
次へ
 父さんも母さんも固まったように動かない。そのまま母さんは声を押し殺して涙を流した。それは父さんが生きている安堵からか、隣で別れを惜しむ人への同情かはわからなかった。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         
/99ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加