第四章 結婚相談所

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「ハヤトも知っているでしょ、あたしが結婚相談所を経営しているってこと」 「ああ、お店で愚痴っていたアレね」 「愚痴っていたって言うのは余計よ」 「誘って貰っていて、ワリイ」 「それで、ハヤトはこの商売での商品って何かわかる」 「出会いのチャンスや結婚のゴールに導くサービスってことか」 「それは商品があってこその付帯サービス。結局は商品自身に魅力がなければお客は寄り付かない。どう、お店の器より中身で勝負のホストと同じでしょ」 「もしかして、オレに客引きピエロになれってこと・・・」 「いつの時代でも高収入、イケメンは商品価値があるんだって」
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