君と出会えて

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（夏希）「浩人は、いつも本ばっかり読んでるな。」
（浩人）「悪いかい。本は、人の英知の塊だよ。」
軽くあしらうように言う。けど、そこに棘がない。仲がいいのだと思った。
次に、天沢悠馬。
「天沢悠馬、3年で経済学部だよ。趣味は、甘いモノを食べること。仲良くしてね。」
くったくのない笑顔で微笑む。
（夏希）「お前は、ほんと、甘いモノ好きだよな、。」
（悠馬）「何？チョコレートがほしいって？。」
（夏希）「誰も言ってないっての。」
その光景が少し羨ましかった。
最後に、葉山徹貴。
「葉山徹貴、2年、よろしく。趣味は、ない」
不愛想に言う。
（夏希）「徹貴、せっかく新入部員が入ったんだから、少しは愛想よく言えよな。」
（徹貴）「すいません。」
（悠馬）「てっちゃんは、これで限界ですーー。なっちゃんは、いじめすぎーー。」
（夏希）「なっちゃん言うな。ま、いいか。」
（浩人）「仲がよくて何よりです。」
（夏希）「誰が仲良しだよ。」
（悠馬）「俺らのことでしょ。みんな仲良し、」
葉山先輩が笑ってる。みんなもつられて笑ってる。とてもいい光景だ。俺は、そう思わずには、いられなかった。
（夏希）「メンバーは、今のところ、これで全員だ。何かわからないことあるか。」

恐る恐る言う。