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みんなが好きな物をそれぞれ頼む。少し経つと、料理が運ばれてきた。
(夏希)「かんぱーい。」
乾杯をする。葉山先輩が徐にカメラを取り出す。黙って撮り出す。
(悠馬)「てっちゃん。俺にも貸して。」
(徹貴)「はい。大事にしてくださいよ。」
(悠馬)「わかってるっての。はーい、みんな撮るよ。てっちゃん、笑顔!」
写真を撮る。
(天沢先輩が入ってない。5人で撮れないのかな。少し寂しいな。)
そう思っていると、
(浩人)「5人で撮りたいですね。」
と西城先輩が言ってくれた。
タイミング良く次の料理が運ばれてくる。このやり取りを聞いていたのだろうか、
(女性)「それなら私が撮ってあげるよ。みんな笑って、はい、チーズ。」
5人での初めの1枚が撮れた。
みんなでお礼を言う。俺は、嬉しかった。ただただ嬉しかった。
(夏希)「もうそろそろ、お開きだな。」
(浩人)「そうですね、もういい時間になりましたしね。」
時計は、22時を回ろうとしていた。もうこんなに時間がたったのか。あまりにも早く感じた。
(悠馬)「えーー、残念。」
(徹貴)「楽しかった。」
(夏希)「夏休みは、始まったばかりだし、いつでも会えるだろ。」
(浩人)「そうですね、みんなで後日予定を考えましょう。」
(悠馬)「はい、はーい。」
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