憧れのギルド編

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 僕はソファーから起きて月明かりを頼りにベッドまで歩いていった。近くまでいくと月明かりに照らされたシオンさんが笑みを浮かべた後、僕の手を引っ張った。僕は、よろけてベッドに倒れてしまった。 「疲れがとれないからこっちで寝なよ」 「そっそれはまずくないですか?」 「どこがだい? 男同士なら全く問題ないだろ。」  いや...まあそれはそれで問題ある気がするんだが。 「男なんですか?」 「...それは秘密だよ」  まあ、確かに柔らかいベッドの方が寝心地がいいのは確かだ。 「じゃあ、おやすみなさい」 「おやすみ」  僕は綺麗なシオンさんを見て少しドキドキしていたが、ここ最近魔族の反撃に警戒し精神的な疲れがたまっていたのだろう。ベッドに入ると数分後には眠りに落ちてしまった。
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