憧れのギルド編

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 僕達は、集合場所である街の外の大きな木がある場所に歩いて向かった。 「なあ、アリス」 「何?」 「アリスって何歳なんだ?」 「藪から棒ね。16歳だよ」 「1016歳とかではなくて?」 「何よ。その化物。普通死んでるでしょ」 「そうなのか?エルフって長寿なイメージが合ったんだが」  あくまでゲームのイメージでいえば、僕は閉鎖的な長寿の美形集団ってものを想像していた。 「まあスッゴい大昔の伝説上のエルフはそんなに生きたってこともあるらしいけど今は本当に長生きして120歳くらいじゃない?」 「なんだ。人間より少し長生きするくらい何だな」  アリスのほうを見ると少し耳が赤くなっていた。 「まぁ、進化というか退化というかは微妙なとこなんだけどね。その...なんていうかな。種族を残す為に長寿はなくなったといわれてるわね」
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