はじまり

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 彼女はぶつぶつと念仏を唱え始めたが正直僕は聞いていなかった。 「で?死神様が何のよう?」  僕は座ってあぐらをかいた。 「死神じゃないです! むしろ生神です。」 「で? 生神様が何のよう?」  彼女は溜め息をついた。 「もういいです。簡単に説明しますね。今、私が管理している世界が何者かに破壊されそうなのです。それをなんとかしてほしいのです」 「やだよ。めんどくさい。自分でやればいいじゃん」  そういうと僕は寝っ転がった。ふわふわとした雲が気持ちいい。深く眠れそうだ。 「それが出来ないから困ってるんです!」  
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