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手紙を見ると封がしてあり、よく見るとそれは王家の紋章だった。中を開けるとこう書いてあった。
「何々、アル殿へ。まず始めに謝っておく本当にすまない。本当にすまない。」
何だ...この謝罪文は...。
「今、これを読んでいるということは船が出航しているのだろう。本当にすまない。」
何なんだ?この手紙?謝ってばかりだぞ。
「アル殿に頼みがある。本当に申し訳ないんだが、私も寝ずに悩んだ末の判断なのだ。もし、どうしてもダメなら断ってくれても構わない。」
それで顔色が悪かったのか。
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