麗しのエルフ王国編

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 アリスは、叩かれると思ったのだろう。ゆっくり歩いてきて僕の前に立つと目をつむって手を震わせていた。  確かに...遊びか本気かなんてやってみなきゃ分かんないよな。 「リカバリー!」 「...あれ!?... 何だか気持ちいい。何か疲れが取れてく。」 「はい!終わり!」 「ええ!?もうちょっとやってよ。」 「ダメ!勝手について来たバツだ。せっかくお土産沢山買って帰ろうかと思ったのに。」 「現地で頂きます。」 「こっこいつは...。確か王様の手紙には断ってくれても構わないって書いてたな。」  僕は手軽をヒラヒラと揺らしてアリスにアピールした。 「ええ!?手紙見せて?」 「ほらよ!書いてあるだろ。」  僕は手紙を渡した後、しばらく海を見ていた。
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