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周りを見渡すとエルフ王国の港街に似ていたが違う点も一つあった。そう、全体的に小さかったのである。1/2程度の大きさだ。
「本当小さいな」
そう言うとアリスに小突かれた。
「それ禁句だからね。建物とかは、まだいいけどコビット達に言ったら外交問題になるから気を付けてよ」
「りょっ了解。じゃあ、コビットの王国に早速行こう。シオンさんは、どうします?
ここで待っときます?」
シオンさんは、憂鬱そうに答えた。
「...いや行こう。いつかは断らないといけない話だ」
「でもまさか、びっくりよねー。シオンさんが、お姫様に求婚されてるなんて」
アリスが驚いた顔でそう言うとシオンさんは深い溜め息をついた。
「はあー」
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