はじまり

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「どこいってたのよ。村に魔物がでたみたいで、襲われたんじゃないかと心配してたのよ!」 「ごっごめん。まあ早く...いや、もう一晩ここに泊まろう」  そう...今思うと同じ事をしてしまった。また四天王がくるかもしれない。 「どうして?」 「もしかすると凶暴な魔物がうろついているかもしれない。様子を見るんだ」 「そっそうね。でもあの部屋はいやよ」  僕達はあの宿に戻ると結局みんな同じ考えで宿に泊まっていた。そして、空いてる部屋は例のあの一部屋しかなかった。 「どうするんだい? とまるの? 泊まるんだったら掃除しないんだけど。」  白猫はだるそうに起き上がって答えた。 「わかった...泊まる」  
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