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「迷惑って私がなにしたのよ! ってぎやああああああ!!! ばけものおおお!!!」
幽霊が飛び回り部屋の角に恐怖に怯え丸まっていた。幽霊を驚かすとはいったいどんな顔なんだろう。
「おい! 聞いてるのか?」
「たったべないでええ!!」
「たべないから...なんで成仏しないんだ?」
「成仏? なにいってるの? 私が死んでるみたいに?」
「死んでるんだよ!」
僕は幽霊の体を触ろうとすると手が体をすり抜けた。
「え!? ええ!? まっまさか? わたし死んでるの?」
「ああ」
「じゃあ、貴方は死神なの?」
「いや、違う。でもまあ役割としては同じかもしれない。成仏させにきたというか...ところでなんでここにいるんだ?」
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