憧れのギルド編

63/68
605人が本棚に入れています
本棚に追加
/1207ページ
 次の日の朝に起きた僕はマリシアウルネクストを発動し反応していないことを確認した。念の為バリアブルブックも確認したが文字化けしたままだった。僕は確認が終わるとアリスを起こした。 「さてお姫様そろそろ出発するぞ」 「うーん。りょうかいー」  僕達は宿の朝飯を食べチェックアウトし宿屋の猫に挨拶をした。 「では、僕達はこれで」  そう言うと宿屋の主人は話し出した。 「幽霊を退治してくれて助かりました。ちなみにお次はどこにいかれるのですか?」 「次は王都です」 「そうですか? 王都にいくのであれば黒猫亭というのを探して下さい。私の兄がやってるのですが、その鈴を見せれば安くしてくれると思いますよ」 「分かりました。機会があればよらせてもらいます」 「さて、しゅっぱあっつ!」  ...こいつは朝っぱらから元気だな。
/1207ページ

最初のコメントを投稿しよう!