第二章 邂逅 野々花 かすみ

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以前「事実は小説よりも怪談なり」ズバリ 「野々花 かすみ」と言うタイトルで執筆していましたねえ  それを そのまま ここに書いても仕方ないので そして あちらに書いたもの 記憶に少し 違いが在ったようで 向こうでは 大学四年の時期が初めての出会いと書かれているも 実際は 大学受験の正月休みでした 今一度振り替えるが  我が家は 母もパートに出ていて 姉も働きに出ていたので 受験勉強は 無論 一人 居間の炬燵に入り やっていました 受験地獄と言うか もはや直前も直前 じたばたしても仕方ない時期にも関わらず 志望校を変更したりと 正月休みも返上して いろいろじたばたしてる そんな時  炬燵で転た寝した影響か? もろ風邪をひいたんですよね さて そんな受験直前の風邪 かなりショックでしたね もはや どうにもならないのに 焦り捲っては 高熱に魘されて 二階の自室で 寝込んでいましたね その時  と言うか 夢現実の狭間に 出現したのが  黒髪ロング 細面 目元涼しげ 色白 小柄 スリムにして 私の理想とも思える 妖精のような 少女が 熱のある私のおでこに冷たい掌を当てては「ほらほら 何やってるの折角一年頑張ってきたのに 風邪なんかで受験ふいにするわけないでしょ 早く治してよ」と言われて  眠りについて その後 目覚めた時には 熱が下がっていたのを思い出したのだが それが 野々花 かすみとの初めての出会いでしたね すっかり あの受験前の風邪で寝込んだあの時の出会い 忘れていたのも 不思議と言えば不思議でしたねえ さて 何故 この話をいきなり始めたのか 皆さんは不思議に思うでしょうが  これが 今回の件を解くきっかけでしたね とか 書きながら 今 なんだか ボーッと熱が出て来てるようで どうも とりあえずは今日はこの辺で終わります
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