第二章 邂逅 野々花 かすみ

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そして かすみは ビシッと 私に こう言った 「お前は女に夢持ちすぎてるぞ 相手は天使でもないただの人だ そして○もまたただの人 全て 完璧なものなどあるわけないじゃないか」 「ううん なんか抽象的で よくわからないけど いろいろと見方を変えろってことか?」 「まあすぐにどうこうは無理 そこが○の長所でもあり短所でもあるしなっ」と言われて また考えているうちに いつの間にか 眠ってしまっていたようで 気がついたら 毎夜訪れていたショットバーで マスターに起こされては「あれ かすみ。。。。。いや 」 ふと 漂う彼女の匂いが 今の自分の愚かさに気がつかされて バーを出る際に ふと気がついた ポケベルのメッセージ「カラダイタワレ カスミ」と 酔った頭で またもや 混乱しつつ 帰宅しては その夜 ポケベルに返信するも 送ること不可 かすみは また 出現することなく 時が流れていき
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