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午後からは5社視察し、19時半に帰社する。 営業職でないのに、8社中7社で新しい仕事を請け負った黒崎さんに、吉川部長は嬉しそうだ。 お詫びと名古屋土産に外郎をわたしに買ってきてくれた優しい上司。 「そういえば、まだ、黒崎くんの歓迎会を開いてなかったな。うん、そうだ。今から、3人でやろう。そうしよう」 今日は金曜日。 でも、他のAIエンジニア達はトラブル対応と開発業務に追われて20時過ぎていても、帰宅できそうな感じではない。 でも、大きなトラブルは無いと思われる。 吉川部長がわたしと黒崎くんの背中を押し、オフィスから出ると、駅前にある居酒屋に連れて行ってくれた。 ビールと適度に料理を注文し、吉川部長が黒崎さん、に、アメリカの本場の人工知能開発についてや、グーグレとマイクエソフトで手がけた仕事について、特殊なプログラムコードなどのマニアックな話を含めて話すのを耳にしながら、食べる専門でいた。 2時間ほど、吉川部長と黒崎さんはマニアックなわたしが理解できない領域の人工知能開発について話し込んでいた。 居酒屋を出ると、吉川部長はタクシーに乗ってマイホームへ向かう。 会社からJRで15分のとこにあるタワーマンションに住んでるらしい。 わたしと黒崎くんは会社から歩いていける範囲の会社が借入してるマンションに住んでる。
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