番外編

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AIエンジニアは多忙だ。 うちは、家でもAIマニアの雷疾が難しい論文を手に入れてきて研究をしてるから、日常なんて無いようなもん。 須賀さんが週末に理音ちゃんを連れてきてくれるから、その時に料理をしたり、須賀さんとの事を聞くと、週末はデートとかをして楽しんでるらしい…。 理音ちゃんが溜め込んだ仕事を颯爽と終わらせ、気晴らしに出かけるらしい…。 うちは、あれこれ、『お願い』と、雷疾に支持され、パソコンをカタカタ、プログラミングする日々で、雷疾に対するイライラが積もっていた。 付き合い始めて、そろそろ4年目を迎える。 雷疾との結婚も考えてはいる。 でも、週末もAI研究に没頭するのはどうかと思う。 最近は、可愛い理音ちゃんが遊びに来てくれるから、多少は不満はなくなった。 でも、たまの週末ぐらい、恋人らしい事をしたいと思うわたし。 須賀さんが理音ちゃんと付き合うようになり、男3人集まって呑んだくれてる飲み会にわたしと理音ちゃんも参加するようになった。 わたしが店を決めたりして仕切って、理音ちゃんを独占して楽しむ。 理音ちゃんに嫉妬する雷疾がうざかったりした。
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