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第4章 初日
「それはいいな。でも、この人数で移動はゾンビに見つかる可能性が増えるから、三人三人の少数グループに分かれて移動しよう」
里山の意見にみんなが同意した。
「じゃ、このグループで行くか。でも、今は夜だしゾンビも活発に動き回るだろうから、朝に出発するか」
グループ
波風グループ→波風、十坂、南
里山グループ→里山、佐藤、野上
里山のリーダー性に、波風は感心した。こういう奴が上の立場に立つのだろう。この世界では意味は無いが。長い夜が明けた。実際には四時間程度だろうが、酷く体力を消耗した。
「そろそろ、行こうか。集合場所は俺たちの学校の音楽室だ。十時までに絶対に集合だ。それじゃ死ぬなよ」
里山のその一言で出発した。
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