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手紙にまじっていたのかと思い、電話がかかってきたため見られなかった作品や手紙の山をあさってみましたが、何もでてきませんでした。
「きっとお母さんが引き出しかどこかにしまっっちゃったんだよ。それより、デザート何?」
いつも食事が終わるたび勇樹がさいそくするのがデザートです。
私は仕方なく台所にはいって冷蔵庫をあけました。
「あら、勇樹のチョコ。」
そういえば勇樹からもらっていたのです。
食べようと思い包みをとりました。
しかし中からでてきたのはチョコではなく、勇樹が私にわたしたと言い張っていた通知表でした。
勇樹の学校は1から5までの数字で評価します。
いちばんいいのは5。
中を開いてみるとずらっと並んだ0の数字が……。
「勇樹~~~っっ!!!!!」
私の怒鳴り声が、家じゅうに響き渡りました。
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