十姉妹

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それは死につながると思えたからだ。これも又、稚拙な考えであった。  高校生の今、何故か死という言葉も生ているという言葉も自分の内でなにも響いていない、なれてしまったのか、変にさとったのか、それとも自分自身怠慢になったのか。もう一度、あの死という言葉に泣いたあの時がもどってこないかと思っているのだ。                                  (終)
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