登場人物

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登場人物

・私こと麻生鵜珠空(あそううじゅあ)・ 語り手であり、この作品の主人公の青年。 高校2年生までは、わりかし裕福な家庭(有名な刃物屋)に住んでいた。 趣味はカメラとプラモデル作り。色弱なため、普段はグレーがかったメガネをしている。 凄い霊感と能力はあるが、本人はまだ気付いていない。ちなみに南雲以上の力を発揮することとなる。 南雲と女子の更衣室を一緒に覗いたりと、意外にムッツリスケベ。 南雲からは"うじ"と呼ばれている。 ・南雲寛治(なぐもかんじ)・ 鵜珠空の友達であり悪友でもある青年。 両親と両方の祖父母と兄二人を戦争で相次いで亡くし、ひょんなキッカケで子どものときにお寺に養子として迎え入れられた。 霊感はあり多少除霊などが出来るが、ひけひらかすようなことは絶対にしない主義。 常にスケベなことを考えたりカストリ雑誌を拾ってきては、住職に怒られている。 ・旭菊乃(あさひきくの)・ 不動産屋でお金持ちの家庭で育ち、五人姉弟で末っ子の弟の(あつし)は弱視と鳥目で、声で人を判断しているせいか、人の数倍耳が発達している。 鵜珠空が密かに片思いをしている好きな人。 予知夢を見たりするが、起きた直後は忘れてしまうため途中で思い出すことも多々ある。 ・住職・ 住職こと南雲洸子(なぐもこうし)。 普段寛治に"みっちゃん"と言われたりしているが、仏のように怒らずにニコニコと笑っている。 地元で有名な霊媒師でもあるが、その料金はお気持ちということでもらっている。 南雲の正体を知っている人物。 ただお酒を飲むと、方言丸出しの口調と柄と人相が悪くなり怒りっぽくなる。 不思議な力があり能力は本物で、実は鵜珠空の本当の父親。 件との戦いで、左目を負傷し見えていない。 ・荒谷件(あらやくだん)・ 篤の家庭教師の男性で、実は(くだん)という妖怪。 仮の姿はスラッとした長身に若い人間の男性の姿をしているが、本来の姿は牛のような大柄の妖怪。 昔、洸子と戦った過去があり洸子を瀕死状態にさせた唯一の人物。 何かと鵜珠空や菊乃に絡んでくるようになり、南雲を半人前とバカにする。 妖狐(ようこ)こと、胡谷明美(こたにあけみ)とは犬猿の仲。 予知能力がある。 ・胡谷明美(こたにあけみ)・ 南雲が洸子の次に師匠と崇めているアルビノの女性で、実は妖狐と呼ばれる狐の妖怪の中でも白面金毛九尾の狐なため年齢は若いままで見た目は美しい女性だが"姉ちゃん"と"お嬢"と言われることが大嫌い。 件との戦いで洸子に助太刀をしたため、犬猿の仲。 さすらいのペテン師だが、住職・南雲・鵜珠空・菊乃・篤は騙さないのをモットーにしている。 刀に変身することが出来る。物凄く口が悪い。 鵜珠空の本当の母親だが、妖怪なため死んだことにして欲しいと告げると洸子の前から去って行った。 ・五島昭三(ごとうしょうぞう)・ 下世話な話や噂が大好きな新聞記者。 住職にしつこく取材をしているため、嫌われている。 ケツモドキにされてからは、度々明美に騙されている。 実は妖怪・ろくろ首。 ・少女の霊 ある雨が降っているときに鵜珠空に手招きをしていた少女で、実は妖怪・スネコスリ。 普段は小さな丸っこくて愛くるしい姿をしている犬として、お寺に居座っている。 ひょんなキッカケで篤と仲良くなった。
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