あらすじ

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おかっぱちゃんの頭に宿ったボブはとても明るく、おかっぱちゃんの家族や友達、クラスメイトにも受け入れられた。最初はボブに戸惑ったおかっぱちゃんだが、明るくのんきなボブと過ごすことで、おかっぱちゃんとボブは仲を深め、心からの親友となる。 おかっぱちゃんはボブと一緒に、ぽぷりの写メ会にあらためて参加する。憧れのぽぷりと対面すると、ぽぷりはボブを一目見るなり驚いた様子で「ひさしぶり、ボブ」と声をかける。ボブはおかっぱちゃんと出会う以前は、ぽぷりが宿主であったことをおかっぱちゃんは知る。ボブは自分に自信のない女の子に引き寄せられ、元気づけるとどこかへ消えてしまうという。今の私がいるのはボブのおかげだと、ぽぷりはおかっぱちゃんに打ち明ける。 今の自分をもっと好きになったその時は、ボブと離れることになるかもしれない。おかっぱちゃんはボブと出会う以前なら必要以上に不安がっていたが、のほほんとしたボブに触れて、「それは少し先かな」と思い詰めないようになっていた。だが、そんな心構えを持てるようになったことも、おかっぱちゃんの成長の証であり、ボブとの別れはゆっくりと近づいているのだった。
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