あらすじ

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あらすじ

“親友が、できました――頭に。“ 市松人形のような真っ黒なおかっぱヘアーのおかっぱちゃんは小学5年の女の子。人気の女子高生紀行写真家・ぽぷりに憧れている。 写メ会でぽぷりとツーショットを撮るも、写真が苦手で上手に写ることが出来ず、写メ会の帰り道にぽぷりみたいになりたいと、ぽぷりと同じ髪型にイメチェンすべく美容室へ立ち寄る。だが、うまくリクエストできず、しいたけよりもふかふかなこけしヘアーになってしまい、落ち込んで帰宅する。そんな悩みをおかっぱちゃんは、ぽぷりのLINE公式アカウントにひそかに打ち明けていた。「ぽぷりちゃんみたいなかわいいボブが似合う子になりたいなあ」そう独り言をつぶやいて眠ると、スリープ状態のスマホが起動し、「おかっぱちゃん、だいじょうぶ。願い事はきっと叶うよ!」とぽぷりからメッセージが届く。 翌朝、おかっぱちゃんはいつもどおり洗面所で顔を洗って鏡を見ると、しいたけよりもふかふかなこけしヘアーが、おかっぱちゃんににっこり笑いかけ「ぼぶ!」としゃべった。仰天するおかっぱちゃん。家族へ異変を伝えるも、「ぼ」と「ぶ」しか喋らないそいつのことをボブと呼び、以前からボブがいるのが当たり前のように接するのだった。こうしておかっぱちゃんとボブの、おかしな生活が始まった。
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