ex) 第三章 新たなる旅立ち

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そんな会話をしていると空からビッグバードで別の人物が降りて来た。 ビッグバードとは空中移動用の召喚獣である。 要は人が数人乗れる程の巨大な鳥だ。 謎の男「よう、ご苦労さん」 その男は無精髭にツンツン頭で’正義’と書かれたヘアバンドを付けている。 オルガン「ヤマトじゃないか。今来た方角から察するに大魔王かい?」 ヤマト「おう、大魔王の部下達にコテンパンに遣られて来た所だぜ」 オルガン「部下達に?」 ヤマト「うちのパーティは勇者の俺以外は戦士と武道家だからな回復薬全て使ってこのザマだ」 ヤマト達は大神官も倒しオルガンと肩を並べる最強パーティである。真逆単独で大魔王と戦う何て思いもしなかったオルガンであった。 ヤマト「大魔王のサイドには大魔神が2体いる。(そいつら)其方等一匹倒すのが漸(やっと)だったよ」 オルガン「お前達程の奴等がこうも淡白(あっさり)と」 ヤマト「いや俺達だけじゃない全部で3パーティで行ったんだぜ。生き残ったのは俺達のパーティだけさ」 オルガン「3パーティだったのか?僕達は1パーティーで行こうと思うんだ」 ヤマト「止めやしねえよただ魔法禁止の結界が張られている部分がある。大魔王から50メートル以内だ。転移魔法が使えないからヤバくなったら逃げられなくなるぞ」 オルガン「貴重な情報ありがとな」 会話の後オルガンもヤマトも去っていった。 ソイはその後オルガンに進められた1ヵ月後の賢者認定試験に向けて猛勉強を開始した。 賢者認定試験は筆記と実技がある。 実技はもう普通の賢者を超えている。 頭の良いソイに取って筆記も苦にならなかった。 そして当日 場所は全軍総本部軍本部横須賀基地。 筆記では魔法の基礎理論の魔術理論、応用魔術理論から爆裂魔法の禁止場所、高難易度の魔法に超高難易度の魔法の詠唱方法等だ。 実技は魔法の詠唱速度、威力、精度、補助魔法の効果範囲等3日掛けて行われた。 場所は実際に軍基地内にある召喚獣を召喚する召喚獣エリア。 飛行場の滑走路のような広々とした場所(召還獣エリア)で実際に爆裂魔法を発するのも試験の一部だ。 正直可也難しい試験だ。 しかし結果は.....合格!! 此れからは賢者でないと禁止されている攻撃魔法、補助魔法も使える。 モンタークパーティに取って大きな戦力となった。
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