ex) 第一章 この世界

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ティナは泥臭い事が大嫌いだ。 そして趣味はBL。 勿論ボーイズラブの略だ。 男に寄り付かれる事より美男子同士が絡むようなシチュエーションに萌えている。 因みに厨二病の要素も持ち合わせている。 誰も見てない所で武器のステッキに話し掛けている。 ただのステッキだが邪眼の力が解放されるらしい。 ティナ「今宵は我が邪眼の最も強き日、我と共に世界の覇者として君臨しようぞ」 これもかなりおそくなってきがが厨二病である と、とんちんかんな事を言っている事をモンタークもソイも知っているが敢えて何も言わない理解のあるメンバーだ。 パーティメンバーの女性僧侶ソイは機転と気転がきく優等生であるが、可也の寡黙である。 授業中消しゴムを落として隣の男子に拾って貰ってもお礼も言わない様な性格だ。 寡黙と聞くと消極的なイメージだが行動力は飛びぬけている。 服装に関してはティナとは打って変わって 地味な服を着ている。 そして目立つ事を何よりも嫌う。 道端で人とすれ違う際、可也距離をあけてすれ違う。 また、ソイがいなければパーティは当の昔に全滅していたであろう。 若しくはモンタークかティナのどちらかが死んでいただろう。 リーダーはモンタークだがいざ危険な状態になるとそいソイがその場を仕切る。 皆の命の恩人でもある。 メンバーの中では一番賢い。 更に勇者オルガンに憧れ...ではなく恋心を抱いている。 話す機会等幾らでも作れるのだが寡黙という性格がそうはさせまいと嗤(あざわら)う この三人は幼馴染である事が上手くいく理由だ。 勿論時には喧嘩もする。 しかし三国志の天下三分の計の様に2人が組んで一人を責める様な事はない。 飽く迄1体1の喧嘩だ。 そして一人が仲裁に入る、平和的かつ合理的な解決方法だ。 モンターク達3人は幼くして両親が亡くなったので政府直轄の軍の孤児院で10歳から16歳迄育った。 16歳という年齢は此の世界では立派な一人前だ。 成人向けDVDも16歳からレンタル出来るししかし風俗店にも入店はできないな18歳からだ。 三人とも同じ宿舎、同じ部屋で姉妹の様な生活をしていた。 また、孤児院では有りと有らゆる武学を学ばさせられた。 魔法と剣術の授業が選択式で分かれており、ソイとティナは魔法、モンタークは剣の道を選んだ。 中には勇者向けの特別授業もあった。 モンタークは12歳の頃、軍人である2歳年下の剣の天才凄腕女性と出会い。 剣技と魔法の殆どは彼女から教わった。 彼女を師匠と仰ぎ、個人的に指導され才能を120パーセント引き出してくれたのだ。 そしてガキ大将の様な立ち位置で珍しい勇者の血を引く者である事もあり周りからは恐れられていた。 当時は男性が束になっても敵わなかった。 その発端は貧しく泥水を掛けられたり飲まされたり等苛められていた経緯もある。 ある日、いたずらっ子がソイが椅子に座ろうとした瞬間椅子を引いてお尻から落ち椅子に後頭部を強打するといった事件が起こった。 怒り狂ったモンタークはそのいたずらっ子を文字通り半殺しにしてしまったのだ。 ソイが止めに入ったから良かったものの頭に血が上ると暴力に訴える短所がある。 しかし3人だけになると力関係が変わりソイが長女ティナが次女、末っ子がモンタークという関係になる。 現在は3人パーティの冒険者となり、ギルドで依頼表を熟(こな)し賞金で京都の安い民宿や漫画喫茶を転々としている。 しかし、彼女達はまだ知らない。この先多くの壮大な事件に巻き込まれ、時には、震えるような悲しい出来事やかなり先だがこの世界の秘密が明かされる事を。 また性格=設定をも変えてしまう素晴らしい出来事が待っている事を。
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