ex) 第二章 子鬼狩り

2/4
98人が本棚に入れています
本棚に追加
/519ページ
全員鉄の盾を装備しているから何て事は無いがこれは毒矢だ。 毒を受けた場合毒治療の為にゴブリンの頭領捜索中のソイに戻って来て貰わなければならない。 解毒剤や麻痺解除剤などは全て回復薬のソイが持っている しかし接近して斬ったりファイアボールで応戦したりだが一向にゴブリンの頭領が出てくる様子がない。 更に出てくるゴブリンの数は一向に減らない。 恐らく大規模な巣穴があるのだろう。 ゴブリンは男性は直ぐ殺すが、女性を拉致しても直ぐに殺したりはしない。それは生きたまま体を切り刻み絶命する迄楽しむのだ。 ゴブリンにも食欲、性欲、睡眠欲がある。 人間と同じだ。 また、拉致した人間の女性を盾にして襲ってくる事もある。 肉の盾というやつだ。 モンターク達は惨たらしい光景を散々見てきたが何度見ても恐怖する。 慣れない。 だからゴブリンの特性を3人とも良く理解している。 ゴブリンは単体で行動する事が無く必ず頭領の指揮下で動くモンスターだ。 だがゴブリンなだけに飽く迄指揮下で動くだけで仲間を庇ったり味方のフォローといったチームワークは皆無である。 チームワークが使えないモンスター達にモンターク隊が負ける訳がない。 モンターク達三人は見えないボスモンスター達にチームワークで挑むことになる。
/519ページ

最初のコメントを投稿しよう!