ex) 第三章 新たなる旅立ち

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ex) 第三章 新たなる旅立ち

監視者の仕事を受けて既に夕方になっていた。 依頼表を熟知しているパーティ達に見られないように窃(ひそかに)かに見ている。 パーティがピンチになったら颯爽と登場してモンスターを軽く倒す。 後輩に良い所見せれるぞとそんな妄想が頭を過ぎる。 監視対象は矢張り新人パーティの様だ。 連携が全く取れていない。 此れはチャンスだと思ったが。 漸く新人パーティが最後の1匹を倒す所だった。 任務は成功したのだろうか。 ピンチになったら颯爽と登場し、モンタークが倒してアドバイスの一つでもして先輩面する作戦は失敗した。 見た所3人組みパーティがその場から立ち去って行った。 さて端然(ちゃんと)全滅しているか見に行こう。 敵は全員サンダー系の魔法で黒焦げとなっていた。 モンターク「これは全滅だな念の為魔法で確認してみよう。探索魔法サーチスキャン」 魔法でスキャンを掛けてみるとモンスター所か普通の人間すら居なかった。 モンターク「簡単だったな帰るとするかー。久々の単独行動だったな」 その後ギルドへ再び戻った ティナ、ソイ「お帰りーでどうだった?監視者の仕事はー」 モンターク「今回はワームって弱いモンスターだったからね。まぁ見てるだけだったし楽勝だよ。今日は漫画喫茶じゃなくて民宿に泊まろう」 ティナ「やったーシャワーじゃなくお風呂に入れる」 この世界にも漫喫はあるのだ。
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