ex) 第四章 大神官討伐とムーアの過去

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距離的に近く迄来たので偵察がてらオルガン達3人は大魔王の城に行く事になった。 ムーアがビッグバードを召喚し北海道を越えロシア大陸迄入った。 大魔王の城を発見しムーアが躊躇い無く爆裂魔法の詠唱に入る。 ビッグバードでの空中から地面に掛けての魔法攻撃だ。 ムーア「ダブルビッグバン」 「ズドドドドーン」 あのティナとソイが協力して発動したビッグバンを超える爆裂魔法だ。 城はあっと言う間に崩壊した。 中には人間達が捕らえられていた様で各々逃げて行く。 爆炎が晴れ其処に立っていたモンスターは2体、大魔王と大魔神1体だ。 オルガン「あれが大魔王か!一寸(ちょっと)デカくてガタイの良い丸で人間じゃないか」 大魔王「人間如きが遣ってくれたな」 其処に大魔神が恐ろしいスピードで突っ込んで来る。 ムーア「プロテクションα」 広範囲にガードを掛ける魔法だ。 ニアが音速神剣で大魔神に斬り付けるが歯が立たない逆にボディブロウを受けてしまう ニア「がはっ!油断したよ」 ムーア「ヒーレスト」 肋骨が何本か折れている。 ムーアが間髪を置かずヒーレストで回復、ニアの目の色が変わった。 ニア「高速神剣」 大魔神の体が削り節の様に削がれて行く。 高速神剣とは高速を超えたスピードで動き斬撃を行うスキルだ。 通常高速を超えると質量が無限大になり結果的に速度が落ち高速を超える動きは不可能とされているが魔力で質量を一定に保つ事で高速を超えた動作が可能となる。 剣先が全く見えない。 ムーア「ソードスキルアップ20倍」 その瞬間ムーアがソードスキルアップをオルガンに掛けオルガンが斬り掛かる。 大魔王の杖とオルガンの大剣が互角のチャンバラ。 更にムーアがサンダー系の魔法を連発しオルガン側が優勢だ。 オルガン「ムーア魔法は後何回イケる?」 ムーア「次でラストだ」 オルガン「エスケープだもう持たない」 オルガンは斬り合いながら大魔王が死の魔法ダークマターを詠唱している事に気付いていた。 呪文を無効化する呪文もムーアが使えるが、残りあと一回だと手詰まりになる。 万が一の時転位魔法が使えなくなり全滅してしまう。 ムーア「転位魔法エスケープ」 オルガンパーティは大魔王の前から脱出に成功した。 オルガン「脅威が感じられなかった、大魔王を倒す希望が見えてきたな。一旦戻るとしよう2,3パーティでならイケる。」 ニア「にしても大魔王がこの程度とは想定の範囲内以下だよ話がうますぎる」 ムーア「そうだね。世界を救う為に彼奴を倒す何て丸で人生EASY MODE だよ」 オルガン「いや二人共、僕が実際に剣を交えてみて分かった。間違いなく殺気も闘気も大魔王は全開だった。つまりあれが奴の実力さ」
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