世界の珍味

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
「ね、サルの脳って美味しいのかな?」 「さぁ、まさか、食べたいとか言い出すんじゃないだろうね。そのパンを食べに、わざわざ最北の町まで来たばかりだよ」 「なに言ってるの、美味しいものがあればどこにでも行くのが、私の信条よ。この世界の珍味すべてを食らいつくすまで、私の冒険は終わらないの」 「いや、ぼくは、珍味よりも、君と二人でのんびりと生活したいんだけど」 「そんなの無理、あたしの舌が珍味を求めて冒険したがってるわ」
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!