†妖界にて†

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†妖界にて†

族長ゴブリン 「ニヒルサン、モウヤメマショウヨ…」 したっぱゴブリン1 「ソウッスヨ!」 わたしは相棒の首無し馬に股がり 槍を族長ゴブリンの首もとに突きつける… わたし ニヒル・ジェスム 「やかましい! ここはわたしの領地… 侵入してきた貴様らが悪いのだ!」 族長ゴブリンはひざまづく 族長ゴブリン 「デ、デスガ…クンシュサマ コレデナンドメデス!? ソロソロ、ワガゴブリンゾクノ コキョウヲカエシテクダサレ!」 わたしは族長の首もとに 槍を突きつけたまま、見下す… わたし ニヒル・ジェスム 「下等魔族が調子に乗るな! ここはわたしの領地… 返してほしければ わたしを倒してみろ!」 ゴブリン達は肩を落としている ここはわたしの領地だ、返してほしくば 戦って取り返すのが筋だろ… なにをためらっているのだか。 族長ゴブリン 「ソンナァ…オネガイデスヨォ!」 ふん…目障りな奴だ、殺すか… 槍を引いてその喉元を突き刺そうとしたとき ただならぬ気配を感じ、わたしは動きを止めた そして首無し馬に跨がったまま振り向いた。 わたし ニヒル・ジェスム 「おまえは、ティンダロスの猟犬族 族長のナーティクス・ハウンド…」 わたしはナーティクスを睨み付ける…image=513077116.jpg
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