†自分のいるべき場所†

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†自分のいるべき場所†

わたし ニヒル・ジェスム 「シュバル!」 夜空が割れて歪(ひず)みから わたしの愛馬である首なし馬が来た! 振り向くとナーティクスは もういなくなっている… わたしはシュバルに跨がり空を駆けて 夜空の歪(ひず)みに飛び込んだ! 次に目を開くとわたしは 見覚えある、森にいた… 族長ゴブリン 「ゥワア!ビックリシタァ!」 あ!ゴブリン族の族長だ! わたしは帰ってこれたんだな! シュバルからとびおりたわたしは 槍を地面に突き刺して 族長ゴブリンを抱き上げた! わたし ニヒル・ジェスム 「会いたかったぞ!族長!」 思わず抱き締めていた… 族長ゴブリン 「イタイ、ヨロイガイタイデス! ドウシタンデスカ、ニヒルサン…」 わたしは族長を腕の中から解放する わたし ニヒル・ジェスム 「いやあ、すまん…色々あってな… この妖ノ森の領地はおまえ達に返す! もう、二度と奪うこともない… 本当に申し訳なかった。」 わたしは頭を下げその頭が 族長の足元に転がった! 族長ゴブリン 「ナニガアッタカシリマセンガ… アリガトウゴザイマス!」 族長はわたしの頭を拾い上げてくれて 返してくた、わたしはその頭を再び装着し シュバルに股がった! そして、エルフ族やトロール族 全ての種族から奪った領地を返却し みなに頭を下げて回った… わたしは鎧をも脱ぎ捨て武装解除し 海辺の洞窟でひっそり暮らすことにした。 †完†
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