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イヌカミトシロウ
狗帋 聡朗
「いやあ…その馬よりは遅いと思うな～
あ、そうそう…この世界にはね
銃刀法っていう法律があってさ…
君はそれに違法してると思うんだ。
その片手の槍…それ、所持したまま
歩いてたら捕まっちゃうよ？」
じゅうとうほう？つかまる？
こいつ…なにをいってるんだ…
わたし
ﾆﾋﾙ・ｼﾞｪｽﾑ
「いったい、なんの話をしている？」
イヌカミトシロウ
狗帋 聡朗
「郷に入ったら郷に
従えって教わらなかったかい？
ﾃﾞｭﾗﾊﾝくん…」
ん…遠くから人の話し声がする…
若い女性
「ねぇねぇ！ここに
首なしライダーが出るって本当なの？」
若い男性
「おれはいるってきいたけど…
やっぱ、ガセネタなのかな。」
なぬ！トシローが消えた！
何処にいったんだ…！？
若い女性
「ね、ねえ…なんかさ…
銀髪の西洋騎士がいるんだけど
あたしの見間違いかな？」
若い男性
「いや…見間違いじゃないな…
そこに間違いなくいる。」
むむ…わたしの事か…
若い女性
「え、こっち向いたんだけど…
つか、男？女？」
な、なんだ…ジロジロ見られているが…
というか、二人とも妙な服を着てるな。
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