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そして気付いた時には、何故か知らない部屋で寝ていた。
急いで起き上がると、見覚えのない本棚や目覚まし時計が目に入る。
そして慌てて見知らぬベッドから抜け出し、部屋を出ると、ソファーで誰かがブランケットにくるまっていた。
その時は、よく状況も分かっていなかったのもあって、ブランケットにくるまっている誰かを確認する前に、多分昨夜何かやらかしたんだと思い、お詫びにとご飯を用意しようと思ったが、
(勝手に使われてる…)
(そんなに美味しくない…)
と気分を害されては逆に迷惑だと思って、急いでコンビニに向かい、万が一に二日酔い用のドリンクと、サンドイッチと野菜ジュースをダイニングテーブルに置く。
そして、近くにあったメモを拝借して、
“先日はご迷惑をおかけ致しました。
お詫びと言ってはなんですが、よかったらどうぞ。”
と書きおいて、バッグを引っ掴んで急いで家に帰った。
今思うと、結構失礼だったよなーと思い出す。
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