1.僕の恋人は、浮気性。

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そして、翌週になって大学に行くと、何故か間宮 尚樹含む、キラキラ集団がこちらへやってくるではないか。 それに驚いていると、彼は、こちらへ足を進めながら笑いかける。 「こないだは大丈夫だった?」 そもそも、話す機会など一度もなかったので、慌ててしまった上に、なんのことを言っているのか分からなかったのもあって、 『だ、だ、だいじょぶ!』 と、どもって答えると、彼は面白かったのか、ふわりと微笑むと、 「あと、サンドイッチと野菜ジュースもありがとね~。」 と言い、ひらひらと手を振りながら、去っていく。 そこで、やっと、あの時ブランケットにくるまっていたのは、彼だったのだと気付いたのだった。 それに、何故彼が僕に話しかけたのかも合点がいく。 きっと、酔い潰れてしまった僕を初対面ながらも、介抱してくれた。 申し訳ないと思いつつ、本当に優しい人なんだなと感心したものだ。
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