この身が梅雨と消えようとも

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あーーーーー ミスった。 完全にミスった。 腹部、肝臓の辺りから血が出ている。 それはそれは盛大に。 想像していた血の色ではない。 なんかドス黒い、凄く嫌な色だ。 「室長!!!!!!!」 えっw何お前wめっちゃ泣いてるやんw泣いてもイケメンとかwマジ死ねww 「直ぐに救急車が来ます..!!それまで我慢してください!!」 いやお前wこれは無理だろw あれ?なんでこんなに冷静なんだ? 死ぬってこういう事か? 不思議とあまり痛くはない、けど確実にもう長くないのだけはわかる。 てかなんでこうなった? 子供が出てきて ポケットから銃を出して 俺は咄嗟に前に出て 乾いた音がしたと思ったら お腹が真っ赤っか いやw事前警備wザルだろwマジでw 身体検査とかしてよ政府wwww 「あー........いや救急車とかマジで大丈夫w」 いつものようにヘラヘラ笑ってみせる。 「多分これ助からないからw」 大紀の顔が泣き顔からどんどん現実を受け入れて青くなる。 「..........そんな.....待ってください......」 「何を待つんだよwwそんなに待てないわw」 大紀って泣いてもイケメンなのね、3回ぐらい殺したいw 俺はブサイクでお前がイケメンなのが許せんw こいつ彼女もめちゃくちゃ可愛いし..... あっwさらに殺意がww 「あーー大紀、社則通り私の『鍵』はデスクにある、莉奈に渡してくれ。それと今後の会社の方針を書いたのも一緒に入れてある。社長.....光太郎ちゃんに渡してくれ。」 「..........いやです........」 ちょっwwwおまっっwこの状況はそうじゃないでしょwwもっとなんかさぁっwあるでしょっw 「バカチンがっっwww」 そんな会話をしていたら周りに人が集まってきた。 これはいよいよラストシーンかww なんか頭もぼーっとしてきた。
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