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ーーだから、俺は会長の味方をする事にした。
ーー副会長に視線を向けた。
ーーその瞬間、様々な情報が俺の脳内に流れ込んできた。
「……自分が志望してた進学校に落ちたからって、その腹いせに俺達を巻き込むのはどーかと思うぞ?」
ーーその瞬間、空気が変わった。
明らかに副会長の機嫌が悪くなった。チートで見なくても、怒っているのは解る。
「それともアレか? 志望校より有名な進学校にして自分の箔を高めたいのか? どっちにしろ自分勝手な奴だな」
「言いがかりは止めてもらおうか? これは正式な手続きに乗っ取った行いだ」
冷静に返してきたが、怒気が隠しきれていない。
副会長は都内一の進学校に受験して失敗している。本人は「調子が悪かった」と周囲に言っているが、俺には通じない。
コイツが落ちたのは定員割れですらない。単純に学力が足りないのに高望みした為だ。確かにこの学校では優秀だが、実際は意識高い系の困ったちゃんでしかない。
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