公くんの御家事情

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 * 「なぁ、お前馬鹿なの? 豆腐に頭ぶつけて記憶飛んだの? 何度腐ってる方面の方々にダイナマイト放り込むの?」  どうにかヒロ子の【爆弾】を処理した俺は、一度家に帰ってから宿泊セットを持って公の家に訪れると、リビングで公を床に正座させて説教を開始した。 「す、すまん。イマイチ腐女子っていうのが解らなくて……」  純粋かこのギャルゲ主人公は、今時流行らねえぞ。 「……まあいい。で? 今日もいつもの理由か?」  終わった事を蒸し返すのも不毛になると思った俺は、公に改めて用件を確認する。 「ああ、うん。そうだ。今日もだ」  それを聞いて、クッソメンドクセエと顔に出さずに心で叫んだ。 「今日も【妹】がウチに泊まりに来る、すまないが相手を頼みたい」  神妙な表情で公はそういった。
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