19人が本棚に入れています
本棚に追加
*
「なぁ、お前馬鹿なの? 豆腐に頭ぶつけて記憶飛んだの? 何度腐ってる方面の方々にダイナマイト放り込むの?」
どうにかヒロ子の【爆弾】を処理した俺は、一度家に帰ってから宿泊セットを持って公の家に訪れると、リビングで公を床に正座させて説教を開始した。
「す、すまん。イマイチ腐女子っていうのが解らなくて……」
純粋かこのギャルゲ主人公は、今時流行らねえぞ。
「……まあいい。で? 今日もいつもの理由か?」
終わった事を蒸し返すのも不毛になると思った俺は、公に改めて用件を確認する。
「ああ、うん。そうだ。今日もだ」
それを聞いて、クッソメンドクセエと顔に出さずに心で叫んだ。
「今日も【妹】がウチに泊まりに来る、すまないが相手を頼みたい」
神妙な表情で公はそういった。
最初のコメントを投稿しよう!