一節

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('A`)「垂眉ショボンはどこにでもいる普通の『男子学生』だ。誰もがそう思ってる。いや、そう思うようにしている。」 ('A`)「でも、実際は全く違う。お前は俺たちの時間を浪費させ、気力を削っていく。そうして俺たちの人生を散々踏み荒らした後ようやく気付く。結局お前が生きていられるのは俺たちのおかげなんだとな。」 J( 'ー`)し「ご注文は、いかがなさいますか?」 (´・ω・`)「……モンブランふたつに、ホットコーヒーふたつ。」 ('A`)「それ、ひとつずつ追加で。」 J( 'ー`)し「モンブランみっつにホットコーヒーみっつでございますね。少々お待ちくださいませ。」 ('A`)「お前が『自分は変わってない』って唄うってことは、つまりそういうことなんだぜ、ショボン」 (´・ω・`)「……うん、そうだね。確かにそうだ。僕は君たちがいなければ生きていられない。」 (´・ω・`)「ドクオは優しいよ。これだけ僕を嫌っているのに、僕自身に気付かせようとしてくれてる。」 ('A`)「それは誤解だぜショボン。友だちじゃなきゃわざわざこんなところまで来るか?」 (´・ω・`)「……そうだよね、ごめん。」 ('A`)「どれだけ親しい間柄でも距離感ってもんは存在する。俺は自分の人生をめちゃくちゃにされることはごめんってだけだよ。」 (´・ω・`)「ありがとう、ドクオくん。隠していた訳じゃなかったんだ。言うのが怖かった。君たちが離れていってしまうんじゃないかって思って。」 ('A`)「それは、これからの俺たち次第だろ?」 (´・ω・`)「うん、そうだね。僕もいい加減開き直らなきゃ。」 (´・ω・`)「じゃあ、言うよ。」 (´・ω・`)「僕は―――」 「おい。」 ( ^ω^) (´・ω・`)「……ブーンくん……。」 ('A`)「………。」
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