一節

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ピンポーン (´・ω・`)「ブーンくーん、あーそーぼー。」 ガチャ ( ^ω^)「おすおすおーショボン。まあ上がってけおー。」 (´・ω・`)「ふう、やっぱりこたつはいいね。僕の家にはないんだよ、こたつ。」 ( ^ω^)「極寒が多い最近の冬じゃそれは死活問題だお。貯金削ってでも買った方が良いお。」 (´・ω・`)「そうだね。今度そうするよ。」 (´・ω・`)「それで、最近調子はどうだい?」 ( ^ω^)「調子?」 (´・ω・`)「やっぱりいつものようにゲームばっかやっているのかい?それとも、何か新しいことに手を出し始めた?」 ( ^ω^)「ゲーム業界ってのは常に変遷していくものなんだお。つまり同じことなんて何一つ起こらない。」 (´・ω・`)「いつも通りってことだね。よかったよかった。」 ( ^ω^)「というかショボン、噂お前のは本当なのかお?」 (´・ω・`)「噂って?」 ( ^ω^)「お酒に手を出し始めたって。」 (´・ω・`)「あーうん、本当だね。」 ( ^ω^)「昔僕たちが誘ったときは頑なに断ってたのに、一体何があったんだお?」 (´・ω・`)「そうだね。確かにあの時は断った。怖かったんだよ。うちの家族は両親から兄弟まで全員お酒がダメなんだ。ビールを飲もうものならたったの一缶で顔は真っ赤っか、あっという間に酔いつぶれる。遺伝で僕もダメなものだと思っていたからね、あの時の僕にしては懸命な判断だったと思うよ。」 ( ^ω^)「飲んでみてどうだったんだお。」 (´・ω・`)「ぜーんぜん。ネットで調べてみたけど、むしろ僕はアルコールに強い体質だったよ。何があるか分からないもんだね。あの時に皆で卒業しておきたかったな。思い込みには気を付けるよ。」
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