一節

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(´・ω・`)「僕の話面白いと思うかい?」 ( ^ω^)「うーんそう言われても……何とも評価しがたい内容だとは思うお。」 (´・ω・`)「だろう?僕に気の利いたトークは難しいよ。僕はもっと君に起こった大きな変化みたいなものが聞きたい。」 ( ^ω^)「変化ねぇ。でも僕は多分昔となーんも変わっちゃいないと思うお。」 ( ^ω^)「歳を重ねるようになって、体力が落ちていくようになったのは感じるおね。反比例させるようにどんどん身体を鍛えていかないと鈍っていっちゃうお。」 (´・ω・`)「それは僕も感じるようになったよ。何もしないでも太らない時期ってのは、もう過ぎちゃったよね。」 ( ^ω^)「あーあ、前は足も速くて結構モテてたのに。」 (´・ω・`)「じゃあ、時間に負けずにちゃんと鍛え続ければいいんじゃないかな?嘆いているだけじゃ何にも始まらない。」 ( ^ω^)「それは確かにそうだおね。いいこと言うお。」 (´・ω・`)「よくいるからさ、そういうやつ。僕はあんまり好きじゃないね。もちろん、ブーンたちだったら話は別だよ?友だちだったらそいつが何をしても僕は許せるね。」 ( ^ω^)「じゃあ、僕が人殺しとかしちゃったらどうだお?」 (´・ω・`)「断然許せるね。それがどんなに悪質なものであったとしても。」 ( ^ω^)「僕だったら許せないお。牢獄にぶち込んで反省するまで出てこなくていいと思うお。遺族が望むなら、一生出てこなくたっていい。」 (´・ω・`)「いや、僕だってね、罪は受けて然るべきだと思うよ、うん。悪いことにはそれ相応の罰が必要だ。お菓子を食べ過ぎてしまった子どもを叱るみたいにね。勧善懲悪っていう秩序がなければ、この世界は瞬く間に崩壊していく。」 (´・ω・`)「だからこそ、情状酌量の余地ってのも存在するんだ。友だちや家族っていうのは、例えそれが悪であったとしても、相手を信頼し続ければならないと僕は思うね。」 ( ^ω^)「大した器量だお。」
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